HOME >> お宝物 >> 書籍 >> JJ 2021年2月号
                                              
JJ 2021年2月号


歴代JJモデルから私たちへ熱いメッセージ
 「カッコいいオトナ」になるための最後の授業
  
 ハタチを過ぎて「オトナ」の仲間入りをした私たち。
 車の免許は取れるし、お酒も飲めるけれど
 オトナになるってどういうことなのか正直まだ掴めない…。
 そんな私のために、憧れの方々から最後の特別授業です。


 



Chikako Kaku
 

 ■賀来さんが思う、「カッコいいオトナの女性」とは?

  ”私の周りにいる「カッコいいオトナの女性」は
  皆、自立している男前な女性です”

  女性の強い部分は大事。
  でも、「強い」と「きつい」は違うと思いませんか?
  自分の行動に対してきちんと責任を取りながらも、
  どこかも女性らしさを感じさせる人って素敵。
  その人の内面がすべてなのだと思いますが、
  具体的に意識しやすいのは「言葉遣い」でしょうか。
  言葉がきれだと品がよく見えますし、
  相手との心地いい距離を保つことができます。
  同じニュアンスを持つ文書でも、その丁寧さや
  楽しさが開いてに伝わりますし、年齢関係なく、
  言葉がきれいな人に惹かれます。
  「強い」と「きつい」を履き違えずね。



Work

 ■19歳でモデルデビューされた賀来さん。
  お仕事にはどうやって慣れてきましたか。

 ”私のJJデビューは、当時所属していたモデル事務所から
  欠員が出て、急遽水着の撮影に呼ばれたことがきっかけ
  でした”

  普通の学生が突然プロの方々とお仕事をするわけですから。
  カメラマンの方に「全然動けないな」と言われることも。
  傷つく以前に自分ができないから、叱られる。
  でも叱られた事実より、学ぶという姿勢が大切なんです。
  学ぶなら素直に「学びたいです」という姿勢を見せること。
  すべては挨拶から始まり、返事も大切。
  そのまっすぐな気持ちが必ず、自分を成長さえてくれますから。


 ■賀来さんがお仕事をする上で大切にしていることは何ですか?

 ”目の前の仕事と真摯に向き合うことで、道が繋がっていきました”

  大変なのも、努力するのも当たり前の世界。
  私の場合は、大きな目標を掲げるというよりは、
  目の前の仕事と真摯に向き合うことを、日々積み重ねて
  きました。
  今、自分の主演舞台の公演中ですが、ひたむきな姿勢を
  心がけていますね。
  そうすることで、場が和み雰囲気を変えることができるから。
  立場や責任を意識する年齢になったのだと思いますが、
  私は気遣いを忘れず感じのいい人でありたい、と思ってます。



Beauty

 ■賀来さんが美容で大切にしていることは何ですか?

 ”保湿、UVケア。何よりも内面!”

  20歳を過ぎてからのロケで、すぐにソバカスができたんです。
  そこからUVケア大切さを実感。
  そして化粧水をたっぷり入れる保湿。
  でも何よりも、内面を磨くことかしら。


 ■JJ読者へ 美容のアドバイスをお願いします。

 ”若いって無敵。
  それに今は情報が溢れていますよね。
  そんな中でしっかりと自分のアンテナを持つことが
  大切だと思います”

  私はあまり新しいものすぐ飛びつくタイプではありませんね。
  信頼できる人やものを見極め、夢中になりすぎず、自分の
  心地よい美容法を楽しんで。



Fashion

 ■賀来さんのような品のあるスタイルに、どうやったら
  JJ世代から近づくことができますか?

 ”もともとカジュアルが好きだった私は、自分の出発点である
  JJに品を教えてもらいました”

  「品がいい」というのは、自分も、その装いを目にした相手も
  心地良い清潔感のあるスタイルだと思います。
  これまで失敗したことも数えきれないくらいあり、無駄な
  お買い物もしてきましたが、回り道も大切かもね。
  JJモデル時代に撮影でお買取りをしたセリーヌのコートは
  今もクローゼットにある思い出深いアイテム。
  決して高価なブランドものがすべて、というわけではありませんが
  普遍的なものは時を経ても素敵だなと感じます。


 ■20代から意識しておくべきファッションのルールは何ですか?

 ”私服の装いはベーシックカラーを軸に、色は3色までと
  決めています”

 すべてがカジュアルすぎたり、ロープライスのものだけで
 まとめることはしません。
 たとえば時計やアクセサリーはいいものを選んだり、足元は
 厳しすぎず、きれいめにしたり、自分と一緒に成長してきた
 ワードロープとともに、今までの経験値を落とし込んだスタイルを
 心がけていますね。
 そして無意識に、どこか「品がいい」雰囲気を追い求めています。



Family

 ■モデルを始められる時、ご両親からの反対があったとのこと
  ですが、どうやって解決しましたか?

 ”両親を説得するために交わした三カ条は、
  @派手になりません、A性格は変わりません、B学校にいきます、
  でした”

  今よりも世間と芸術界に距離があった時代ということもあり、
  モデルを始めることに両親は猛反対。
  泣きながら現場に通ったことも。
  華やかに見える職業でも、真面目に、真摯に仕事をすることで
  少しずつですが認めてくれるようになりました。
  今だから恥を忍んで言えますが、忙しい毎日の中、人気が出て
  一人前になったと思い、我儘になったときもあり、痛い思いも
  反省もありましたよ((笑)。
  色々な経験を経て、とにかく「感謝」の気持ちが大切に思うように。
  そしてやっぱり「家族」は基本!
  賀来家は結束が強いですね((笑)。



Love

 ■賀来さんがaround20世代に伝えたい恋愛のアドバイスは?

 ”人を好きになるというのは、かけがえのないこと。
  相手を思い、そして…自分をを大事に。
  自分を粗末に扱う人はよくないですよ”

  ときめきも、身を焦がすことも本当にかけがえのない気持ち
  ですよね。
  鏡を見て、疲弊した顔が続くような相手はNG。
  一緒に居て、温かいものが感じられて、笑顔を重ねられる人が
  素敵よね。





この改行は必要→
inserted by FC2 system