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ミセス 2021年4月号


00’S 賀来千香子さん


 


 表紙に13回も登場してくださっただけでなく、ファッションページや、
 お母様との連載も好評だった賀来千香子さん。
 「母も昔からの『ミセス』ファンなので、連載に登場させてもらい、
  ありがたい記念になりました。
  韓国ロケの時、コーディネーターさんの計らいで、最後のわずかな
  空き時間に『冬のソナタ』のロケ地に連れていってもらえて。
  …こうして母と一緒に写っている私は、女優というより娘の顔を
  していますね」

 最終回の母娘対談では
 「最初は娘が女優になることに反対していたのだけれど」と、
 立派な女優となった娘の姿に涙ぐむお母さんの姿が印象的でした。




 今や押しも押されぬ大女優となった賀来さんですが、洋服、和服を
 問わずセンスよく”着こなす”力も、圧倒的。
 「私の初登場は34歳。伝統のあるすてきな誌面に見合うよう、
  背伸びして緊張していました。
  エレガントに、透明感をもって移りたいと。いつも撮影の時は、
  自分が問われているような気がしていました」

 そんな彼女の気後れがみじんも感じられない堂々としたポーズ。
 何よりも周囲を明るい気持ちにさせてくれる。
 ひまわりのような賀来スマイル。
 この日もそれは変わる事がなく。
 「最初の撮影から26年たちました。
  公私共にいろんな経験をし、ものづくりを丁寧にすることの意味。
  上質なものの品のよさは、今はもう、しみじみとわかりますね」

 この春、賀来さんは舞台「しあわせの雨傘」の主演。
 各地をめぐる予定です。
 「その時々の自分の気持ちも大切にしながら、いただいた目の前の
  仕事に感謝しながら歩いていきたいと思っています。
  一人では何もできませんから。おかげさま、の気持ちでね」
 いつもいつも気配りをわすれない人。その気持ちを笑顔でまっすぐ
 表現できる稀有な人。
 賀来スマイルはさらに輝きをましています。
 (文・森 綾)







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