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あたたの知らない京都旅 1200年の物語

2023/06/08(木) 21:00〜  BS朝日
 「嵐山嵯峨野 なぜ人は癒やされる?」


   


 今回は京の町の西にある人気エリア、京都・嵯峨野の旅。
 嵯峨野は、平安貴族の別荘地である。
 賀来さん、修学旅行の時に来て、その後も御母殿との旅行で来ている。
 ここに来るたびに癒される。穏やかな表情になれる場所の言。

 1200年もの間、癒しの地としてあった嵯峨野。


 ■竹林
  江戸時代に竹が植林された場所で、人気の場所。
  風が吹き抜ける旅に林の葉が揺れ、音がこだまする。
  後世に残したい音風景100にも選ばれている。


 ■野宮神社
  平安時代の女性をいやした場所。今でも多くの女性を惹きつける。
  鳥居は、「黒木」(皮を剥がさず生木で作られた独特のもの。
  境内には多くのお社が祀られている。
  神石(亀石)にさああ割ると、1年以内に願いが叶う。
  賀来さんは、京都に精通している人になりといと願う。

  野宮神社は、源氏物語のゆかりの場所(舞台とされた場所)であり、
  縁結びの御守も源氏物語がモチーフである。

  又かって天皇の代理として、京都から伊勢神宮へ国の繁栄を願う為に
  斎王と人生を捧げる独身女性が、身を清める場所でもある。

  境内には、野宮のじゅうたん苔があり、きめ細かい苔が広がる。
  白石が川を表している白石も存在。
  清らかな水と火を使って、食事を頂き、中から清める事を表す。
  毎年10月に、斎王が行っていた斎宮行列を行っている。
   (5泊6日の伊勢への旅の道中の再現)

  見よ清められ、優しく背中を押され伊勢へ向かう。
  国の為、身を捧げた女性を見ていた嵐山嵯峨野である。


 ■常寂光寺
  木漏れ日が指す境内を歩く賀来さん、緑が一層輝く。
  ここは平安から鎌倉時代にかけ活躍した歌人・藤原定家が小倉百人一首
  編纂した地。
  寺内には、歌を作る平安貴族を模した百人一首が今でも保存されている。
  境中での歌のお披露目会では、色々な競いもあった事が記される。
  貴族は外の世界に出れないので、和歌に自分の思いや心情をしたため、
  相手に伝える日々であった。
  ある意味ラブレターとも言えるものもあり、貴族の人生にとり欠かせない
  ものであった。
  又、藤原定家の晩年の姿をを祀った祠(歌仙詩)を特別公開。
  そこには、晩年の定家の姿を象った木製の像が。
  肖像画が繊細・几帳面なイメージだったが、丸みや温かみを感じる木造。
  御座山に隠棲されて、ゆっくりした生活であった。


 ■愛宕念仏寺
  山あいにある寺院・愛宕念仏寺。
   「千二百羅漢」と呼ばれる1200体もの羅漢像は、修行僧らを体現したもの。
  前住職は度々災害で荒廃した寺を復興する中で、一般の方々と共に彫って
  平成3年に完成した。
  生き生きした表情の源は、自分たちが生きた証を残したいとの彫った方々の
  思いから。。
  賀来さん、これらの像を見て、暗く沈む気持ちにならない。
  そして多くの像の中から、自分に似た姿・心情が見つかる楽しみも味わう。


 ■最後に
  自然と人の正しい関係。清らかな清々しい関係の地である事を再確認した。
  魂から浄化されて、新しいエネルギーを頂いた。





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