２０１６／０４／１９（火）　１９：００〜　　テレビ朝日



　旅人：賀来千香子さん　訪問国：ノルウェー

　オスロの中央の街で、ロングイエールビーンの地を訪ねるが
　そこは地図にも載っていない、北の彼方にある模様。
　本屋さんで新たな地図を入手するが、そこで確認したのは
　北極圏の諸島である事を知る。
　オスロから北へ2000km、飛行機でしか行けない、そこは
　北極へ行く人達がベースとして準備する町とのこと。
　冬季にはマイナス40度にもなる世界。
　遠さと寒さのショックで初日は終了。

　２日目は飛行機で一路北へ向かう。
　ロングイエールビーンの地に着くが人気も乏しく。
　公共交通機関のタクシーが出てしまったので、徒歩で歩けるか
　と聞くが、銃を持っていないと白熊と遭遇したら殺されると警告
　される。
　人間よりも、白熊の方が多く住んでいるのが本諸島。

　音が無い、時間が止まった感じ。雪が音を吸収してしまう。
　�U品人の方は、街にあるお寿司屋さんで働いているらしい。
　日暮れが迫る中、住んでいると思われるアパートへ向かう。
　訪ねる部屋を間違うアクシデントあるも、ようやくたどり着く。
　木下さんという女性の方であった。
　寿司屋さんで働いている、世界最北のお寿司屋さん。
　ここで調理師として、寿司を握っている。

　九州出身で雪に対する憧れがあった。
　この地に来て、２年半が経過。

　そこには幼少期の時の苦労がが。
　家庭での折り合いが悪く、DV等も受け、とにかく逃げたかった。
　テレビで流れる兼高かおるさんの番組を見て、日本から
　逃げ出したいと思っていた。
　しゃにむに働いた20年間の社会人生活、そして母を亡くした
　喪失感が発生。
　母の遺言である「とにかく好きなように生きて行きなさい」の
　言葉を胸に秘め、調理師免許を取り44歳で海外へ。
　ドイツ、オランダを経てこの地へ来たのであった。

　絶景のテンプルフィヨルドの景色を見に。
　何十万年の時間をかけ氷河が岩肌を削ってできた光景が
　広がる。
　ここでしか感じることができない気持ちがある。
　そして巨大オーロラを見て、神秘と宇宙から見た人間界の
　悩みの小ささを感じた。