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家庭画報 2017年2月号

デルヴォー
 女優・賀来千香子さんが魅了された究極の永遠美を宿す名品バッグ

  一八二九年、ブリュッセルで設立された「デルヴォー」。
  ベルギー王室をはじめ、本物を知る人々に愛される
  ラグジュアリーレザーグッズブランドです。
  デルヴォーの大ファンであるという、賀来千香子さんとともに
  名品バッグの魅力を探ります。

    撮影/奥村康人
    スタイリング/おぎさわ千春
    ヘア&メイク/重見幸江
    取材・文/河島裕子
    撮影協力/IDC OTSUKA



デルヴォーのバッグには職人たちの確かな技と自信が宿っているのです
 −賀来千香子さん


 ベルギー王国誕生の前年、一八二九年、デルヴォーは
 ブリュッセルに創業しました。
 その後、国の発展とともに、メゾンも成長。
 一八八三年にはベルギー王室御用達の栄誉を手にします。
 五年ごとに審査・認定されるこの肩書きは、クオリティの高さを
 証明するものです。
 かってテレビ番組の企画で、デルヴォーの工房を訪れ、
 オリジナルバッグを制作した経験を持つ賀来千香子さん。
 そのとき目にしたものづくりの素晴らしさと職人たちの矜持は、
 強く印象に残ってるといいます。

 「デルヴォーの本社を訪れたのは二00七年のこと。
  当時、工房のナンバー1、2の職人であったご夫婦のご自宅に
  ホームステイをしながら、昼間は工房でバッグを制作するという
  ものでした。
  私はその二人をパパ、ママとお呼びしているのですが、とても
  愛情深い素敵なご夫婦。
  今でも誕生日やクリスマスにはカードやギフトを贈り合う、
  いい関係が続いています」

 「収録中、ママに『バッグづくりで気を遣うのはどんなところ?』と
  尋ねると、『全部よ』という答えが返ってした。
  王室のかたがたが手にするのも、一般のかたが手にするものも、
  分け隔てなく同じ情熱で作り上げるのだと。
  彼らはバッグづくりに大変な誇りを持っていました。
  それは彼らが積み重ねてきた経験と技術、そしてメゾンの伝統と
  歴史に裏打ちされたものなのです。
  その自信が、バッグにも息づいているんですよね」
  デルヴォーで使用されるレザーは、世界でも最高峰のもののみ。
  カーフはボックス、セリエ、ロデオと三種類のレザーの特性を
  生かしながら使用しています。
  またプレシャススキンもデルヴォーのバッグには欠かせません。
  なかでもメゾンがこだわりを持つ希少価値の高いアリゲーターは、
  クロコダイルよりも凹凸がなめらかで鱗に毛穴がないため、
  上品な印象に仕上がるのだといいまs.

 「これだけのクオリティを誇るバッグにはなかなか出会えません。
  いつまでも大切にしたい、そう思わせてくれるバッグです」。




不変のデザインがモダンにアップデート

 
  アイコンバッグ「ブリヨン」が、白×黒のバイカラーをまとって
  モダンな表情に。
  きめ細かな質感の白いボックスカーフが、パールのような上品な
  優しさを感じさせます。
  ブランドの頭文字、Dの形を描くバックルをラッカーでコーティング
  することで、永遠のレディバッグも軽やかでモードな印象に。



淡いピンクが一足早く装いに春を運んで

  ヌードピンクの色合いがなんとも愛らしい「マダム」は、パテント仕上げ
  にすることでぐっと軽やかで若々しく。
  小ぶりながら、見た目以上の収納力があるのも魅力。



シックなカラーに利かせたい瑞々しいライムイエロー

 
  横長フォルムにすることで、「ブリヨン」によるモダンな魅力が加わった
  「ブリヨン イースト ウエスト」。
  瑞々しいアリゲータースキンの艶とライムイエローの色合いは、
  差し色として活躍します。


 「ただただ、きれい。それが、私が持つデルヴォーのバッグの印象です。
  それは一0年後もきっと変わらず美しいと感じる、
  流行とは別次元のところにある不変の美。
  量産されるものがほとんどといえる現代ですが、何十年経っても
  残っているのは、デルヴォーのような本物の価値を持つバッグだと
  思います。
  初めて手にしたとき、バッグの中に制作した職員さんの名刺が
  入れられていて、そこにものづくりへ真摯な姿勢を感じました」

 そう語る賀来さんは、デルヴォーのバッグをどのように楽しんでいる
 のでしょうか?

 「私が持っているのは、パパとママが作ったものが多いので、
  とても大切にしていて、正直ここぞというときにしか使用していない
  のです。
  でも、実はエレガントなスタイルだけでなく、デニムなどカジュアルな
  装いにもなじむのがデルヴォーの魅力。
  遣うほどに゛その人のデルヴォー゛になっていくのです。
  だから、いろんなかたに手に取っていただきたい。
  そして世代を超えて、受け継いでいってほしいなと思います」。



黒のプリヨンが放つ永遠のエレガンス

 
  決して色褪せることのない、スタンダートな優雅さ。
  ファーストデルヴォーとしても多くの人に選ばれる、黒いボックス
  スカーフの「プリヨン」には、時代を超越した美が宿ります。
  母から娘へ、そして次の世代へ。
  世代を超えて受け継ぎたい、永遠の名品です。





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