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HAIR MENU MADAM 2012


表紙


 



輝き続ける女性であること 女優・賀来千香子さん


 
 常に魅力的なキャラクターを演じ、私たちを魅了し続ける
 女優・賀来千香子さん。
 デビューから30年を迎える今年、さらに”演じること”が楽しいという。
 ”目の前のことをひとつひとつていねいに”
 ”ふわっと明るいエネルギーでいたい”と笑顔で言葉を紡ぐ。
 女優として、女性として、賀来さんの輝きを続ける秘密に迫りました。
  Photo/中村カズ
  Hair&Make-UP/重見幸江
  Styling/藤井亨子




最近、”演じたい”気持ちがますます強くなっている


−今年、デビューから30年を迎えられますね。心境はいかがですか?
 今”演じられること”にすごく感謝しています。
 改めて嬉しさを覚えるというか、やりがいのあるお仕事をさせていただく
 ことが本当にありがたと感じていて。
 自分とは別の人格をつくっていく過程ひとつひとつが、自分自身を成長
 させてくれます。
 正義感、論理観、価値観…。すべてを考えてその役に近づく。
 以前よりも今、その面白さにハマっていますね。
−最近は舞台のお仕事が続いていますが、映画やテレビとはどう違い
 ますか?
 役を演じるという意味で基本は変わりません。 
 ただ、役のつくり方は変わらないんですが、舞台だと表現の仕方が
 変わってくる。
 劇場の大きさに合わせて大きく表現したり、逆に細部までリアルに
 つくり込んだりします。
 何より舞台は定時に始まり、定時に終わります。
 そのなかでどこまで自分がやれるのか、怖くもあり、楽しくもあり…。
 色々なことが勉強になりますね。
 それと、こうした雑誌の取材もだいすきですね。
 もしかしたら、今いちばんの気分転換かもしれない。
−別な人格ではなく、賀来さんご自身を表現するからでしょうか?
 そうかもしれません。
 女優を始めたばかりの頃、実力も自信もなかった時にモデル出身で
 あることが引け目に感じたりもしたんですが、今はモデルとしても女優
 としてもがんばってきた。
 そのうえでの私自身や自分なりの表現を見ていただけることが嬉しい
 んです。
 ヘアスタイルの雑誌だったら、
 「どんなポーズが今日の髪を素敵に見せるんだろう?」
 と探っていくのも楽しいし、雑誌の撮影は私にとって原点なんだろうと
 思います。
−その”嬉しい”が伝わってくる撮影でした。
 本当ですか?わ、嬉しい。
 現場で「賀来さんの笑顔を見ると元気になるよ」と言ってもらえることが
 すごくありがたいなとおもっているんです。
 でもしれは、カメラマンさん、ヘア&メイクさん、スタイリストさん、みなさん
 のおかげ。
 だからこそ、目の前の仕事を、与えらえたことをひとつひとつ心を込めて
 やらなくてはと感じています。
 それにこの年齢になってやっと自分の身の丈がわかってきたというか、
 人の痛みや切なさも知って、若い頃の勢いだけじゃなくがんばりたいと
 いう気持ちもあります。
 以前よりも、もっと役を突きつめたいという気持ち、”演じたい”気持ちが
 強くなているかもしれません。


 




とにかく保湿がいちばん。化粧水は入るだけ入れ込む


 とにかく保湿がいちばん。化粧水は入るだけ入れ込む
−忙してくも元気でいられる、パワーはどこから?
 やはり基本は健康であること。
 時間があれば、マッサージに行くなど体のメンテナンスをしています。
 ネイルサロンや美容室もそう。
 キレイでいようとする気持ちは女性にとってすごく大事だし、リフレッシュ
 できて元気にもなれます。
 最近はあまり時間がないので、その日の気分に合わせた入浴剤を
 入れたり、音楽を目一杯ボリュームを上げて聴いたり。
 マイケル・ジャクソンをすごい音量で聴いたりしてますよ(笑)
 それと、私にとって家族が元気の源。
 家族が健康で笑顔でいてくれれば、それだけで充分というか、やっぱり
 また感謝につながるわけです。
 が、仕事とプライベート、忙しくて両立できない時こそ相手への感謝を
 忘れないようにしています。
 そこからエネルギーって湧いてくるんですよね。
 もちろん忙しさでいっぱいっぱいになって、そんな自分に落ち込むことも
 しょっちゅうです。
 でも、
  「がんばいたよね、人として。
   がんばりたいよね、女性として。
   がんばりたいよね、女優として」
 と思う。
 これはがんばれば絶対にいいことがあるよというノリではなく、いい
 エネルギーで向かうものはいい方向にいくんじゃないかなという感じ
 なんです。
 ふわっと明るいエネルギーでいられたらいいなといつも思っています。
−美容に対しても?
 そうえすね。女性はキレイになりたいという前向きな気持ちがいちばん
 キレイにしてくれる。
 私の場合、お化粧して、髪をきちんと整えて、香水をシュッとひと吹きする
 だけで気分は上がりますし、それをいくつになっても楽しみたいですね。
 それと自分にあった美容師さんを探すこともすごく大事。
 美容室へ行く時にはワンピースでもデニムでも、自分が素敵に見えたい
 なという格好をして、好みを伝えて聞いていただいて。
 相談にのってくれる方を探すことって女性にとって大切じゃないでしょうか。
 もし、美容室でただ世間話をしてしまっているのなら、もったいない。
 せっかくなら、私に何が似合う?
 ちょっと変えたいけどどうしたらいい?と勇気を出して聞いてみる。
 それがキレイの扉を開けるのだろうと思います。
−とっておきの美容法をぜひ教えていただけますか?
 とにかく保湿がいちばん。
 やっぱり化粧水が基本だと思います。
 あとは冷え性なので体をよく暖めるよう気をつけています。
 実はとても長風呂で、浴槽に座って足場をしてからお風呂に入ります。
 その間にもパックをしたり、出かける時にはミストを持ち歩いたりとやっぱり
 保湿の話になっちゃいますね。
 あと食事はお野菜をたくさん摂るようにしていますが、お肉もご飯も
 食べたい時は我慢せずに食べます。
 チョコレートも大好きなので、いつもバッグに入っていますよ(笑)。
 ただ、思うのは見た目を磨くことばかりに夢中になっていても、そこに心が
 伴わなくては仕方がないと。
−なるほど、最後に、賀来さんの思う美しい人とは?
 凛とした人ですね。
 女性のきつさはダメだけど、強さは大事だと思うんです。
 大変なことをさりげなく、やるべきことをやる。
 その責任は担う。
 本当の意味での優しい強さを持った女性です。
 やっぱり心や生き様は外見にも表れてくるので、まずは目の前のことを
 ひとつひとつていねいに生きていく。
 そうして、強く美しい女性に近づいていきたいですね。


 




賀来さんの美の秘訣

 とにかく保湿がいちばん。化粧水は入るだけ入れ込む
 1 仕事にも家族にも、常に感謝の気持ちを忘れない
 2 美肌は保湿から始まり、保湿の終わる!入るだけ化粧水を
 3 ふだんの生活の中で上手にできるリフレッシュ法を持つ
 4 温める、好きな物を食べるetc 体と心の声を聞く
 5 美も心も1日にして成らず。目の前のことをていねいに




賀来千香子さんの洗練ミディは柔らかい質感がポイント!


 
 元々の柔らかい髪質を活かしたパーマスタイル。
写真左はサイドの髪を耳にかけてコンパクトなシルエットにした、
ショート風アレンジ。
トップに入ったレイヤーの動きと外ハネのニュアンスが軽快な
印象を醸し出す。
写真右は軽く内巻きにブローしたエレガントなスタイル。
根元のふわっとしたボリュームが顔を包み込み、優しい女性らしさ
を引き立てている。





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