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グッドワイフ

2019/03/17(日) 21:00〜  TBS
 「最後の審判」
 妻VS夫!!遂に直接対決!! 逆転の法廷妻の決断は



 
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   


贈賄容疑で多田が逮捕されたことで、神山多田法律事務所は混乱する。

陣頭をとって多田を弁護する佳恵と杏子だが、多田が杏子に恋愛感情を
抱いていたこと、多田の捜査を指揮しているのが杏子の夫で検事正の
壮一郎であり、壮一郎自身が多田の杏子への想いを知っていることから、
佳恵は壮一郎の復讐の私情が今回の逮捕に至ったのではないかと睨んだ。

しかし、検察側から提示された多田への疑惑は、小宮裁判官と多田との
癒着関係であった。
脇坂は、小宮が担当する裁判で多田が弁護すると勝訴する確率が高い
ことを指摘した。

一方、佳恵法律事務所に採用にならなかった朝飛は、証人として多田と
小宮の金銭癒着の噂を聞いたことがあると証言した。

検察側は、毎月一定の日に多田の銀行口座から10万円が引き出されて
いることや、その日に必ず多田と小宮が顔を合わせている証拠も提示した。

また、過去に多田が証人に金銭を支払っていたことも発覚した。
多田は過去に証人に金銭を支払っていたことは認めたが、他の件は否定。
多田の弁護に日々奔走する杏子達だが、法律事務所のパラリーガルの
みちるは多田の疑惑を解く写真を入手した。

しかし、みちるは壮一郎の件で杏子との関係が悪化しており、考えをうまく
伝えられなかった。
みちるは、ある意図(裁判で多田が本当の事をはなすための事実)を隠し
ながらその写真を脇坂に渡した。
写真は飲食店の片隅で、多田が小宮に10万円を渡している姿が生々しく
映し出されていた。

このことを検察側は金銭癒着の証拠として提出したが、後に多田は小宮が
支援している冤罪被害者の会へ毎月一定額を寄付していること、その飲食店
の店主は過去に小宮にて冤罪の濡れ衣を着せられた被害者であることが
分かった。

脇坂が提示した証拠写真は検察側の思惑から外れ、多田にかけられた
容疑を晴らす証拠となった。
多田の弁護をする杏子をサポートするみちるは、杏子との関係が悪化する
一方だった。
壮一郎とみちるの過去を知った際、仕事でみちると普通に接したいと言って
いた杏子だったが、実際は複雑な思いが交差していた。

みちるは杏子をサポートすべく、懸命に情報収集に努めていた。
話しかけるみちるに、杏子の発する言葉は冷酷だった。
複雑な思いを抱えながらの日々の中で、杏子は検察側の脇坂にある
意図を隠して写真を渡したみちるのことを、大切なパートナーだと再認識
するようになった。

なかなか家に帰らない壮一郎と、多田の弁護で多忙を極める杏子は、
裁判所で顔を合わせる以外に接点がなくなっていた。
杏子は、多田を疑い過去にみちると不適切な関係があった壮一郎を許す
ことができなかった。

それ以前に本心を全く語らない壮一郎の存在が分からなくなり、夫婦仲
の亀裂は深まる。
その頃、壮一郎はある証拠をつかみ御手洗検事正の元へ向かっていた。

今回の多田の逮捕は、一昨年、喧嘩が発端となった殺人事件がきっかけ
とされていた。
加害者を弁護した多田は一審で加害者の正当防衛を主張し、小宮により
認められた。
しかし、二審は小宮ではない裁判官が担当し、一審の判決が翻り殺人罪
の求刑が下った。
壮一郎は、被害者の父親が検事長であることから、身内の子供を殺した
加害者を無罪にはできないという検察側の闇の圧力があったことを最初
から分かっており、二審の裁判官と御手洗との間に癒着があった証拠を
つかんだのだった。
「正義じゃないんだよ、蓮見をつぶせ」と口にしていた御手洗の腕をつかみ、
御手洗に同行を願う壮一郎の姿を杏子は複雑な思いで見送る。
一方、脇坂は杏子に壮一郎のことを「私情を絡ませて上に怪しまれない
様にする策略家」と称賛し、彼女と和解の握手をした。

壮一郎は、強い検察を作る願いを言い残して旅立ったかつての部下、
佐々木の墓前に手を合わせていた。
同じ頃、杏子は今後の壮一郎との関係性について悩みながらも、離婚
の答えを出した。
この1年で身の回りに起きた様々なことから、専業主婦時代よりもはるか
に強くなった杏子。
私情ははさまずに強い検察を作るために尽力していた壮一郎のことを
認めつつも、自分の気持ちには正直に生きることを決意。

「自分の気持ちからは逃れられないから、いい妻をやめる」という杏子に、
壮一郎が記入済みの離婚届を手渡した。
離婚届が入った封筒に、杏子と壮一郎はそれぞれの薬指から結婚指輪
を外して入れた。

「17年間、楽しいこともあったよな?」と問う壮一郎に、「たくさんあった」
と答える杏子。
2人の結婚生活は、ここで終止符となった。

それから時が流れた。

多田やみちるらは街中のカフェで、杏子と壮一郎と子供達が揃い楽しそうに
食事をしている。

仕事が控えているからと言い残して先に出る杏子を、壮一郎と子供達は
暖かく見送る。
離婚はしたが、夫婦・親子関係は以前よりもはるかに密になったようだ。

多田は、過去に証人に金銭を渡したことがある過去について、弁護士会
からの処分待ち。
多田の裁判が終わったら法律事務所を辞めると言っていたみちるだが、
そのまま法律事務所で仕事を続けている。
朝飛は、佳恵の父親の弁護士事務所で働いている。
それぞれの場所で、各々が頑張って生きている。





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