HOME >> 出演作 >> 深層捜査 ドクター大嶋二郎の事件日誌
                                              
深層捜査 ドクター大嶋二郎の事件日誌
 
2017/03/11(土) 21:00〜  テレビ朝日


   
   
   


 レストランをチェーン展開する林田HDの社長・林田祐一。
 林田はレストラン業界に進出して一代でチェーン展開を
軌道に乗せたが、強引な経営手法が恨みを買う事もある。

 その林田が、200店舗のオープニングイベント中に倒れ、
死亡する。
 セレモニーに同席していた林田の妻で、副社長でもある
陽子(賀来千香子さん)はパニック状態となる。
 陽子は精神的ショックで声が出ない状態となり、回復する
ものの、記憶の一部を思い出せない「解離性健忘」になった。
 警察の調べで林田は、毒殺された可能性が高い事が判明。
 陽子から話を聞きたいが、先の健忘症状の状態であり、
内科・神経科の大嶋は時間をかけて治療していくことの
重要性を説く。
 陽子の治療の過程で、彼女の子供写真のアルバムを
見ていく。
 故郷である函館で過ごした写真が多数あったが、1枚
写真を剥してある空白のページがあった。
 ここを大嶋が問うが、陽子は全く思い出せない。
 この剥された写真に、陽子の封印した過去が隠されて
いると推測する大島。
 ここに事件に記憶が無くなっているのと関連があると
推測する。
 陽子のアルバムから剥されていた写真は、中学時代に
初恋の相手と函館・立侍岬で撮影された写真であり、
函館にある写真館の主人が保存していたのであった。
 初恋の相手とは、林田ホールディングス函館工場の
責任者を務めている矢崎(旧姓:沖田)であった。
 陽子と数十年ぶりに街中で偶然再会した際に、矢崎が
無職であった為、陽子が林田に頼んで会社に就職させて
いたのであった。
 なぜ陽子がそこまで世話をしていたかと言えば、陽子に
「矢崎の人生を狂わせてしまった」という後悔の念を長年
引きづっており、それを記憶の底に封じ込めていたからで
あった。
 それは中学時代にさかのぼる。
 陽子と矢崎は、デートで立侍岬を訪れ記念撮影した後に
山中へハイキングしたが、斜面にある花を摘もうとした陽子
が転落しそうになり、助けようとした矢崎が右手を複雑骨折。
 野球の名門高校への推薦が取り消しとなり、野球も
出来なくなった矢崎は自暴自棄となり、姿を消す。
 陽子はずっと自分を責め続ける。
 陽子の計らいで林田ホールディングスに入社した矢崎で
あったが、勝手の純粋さは無く、ギャンブルの借金で会社の
金を使いこんでしまった。
 矢崎の横領を知った林田は、背任罪で訴える事を決意。
 矢崎は、林田を殺害する計画を立てた。
 オープイングインベントの3時間前に、イベント会場へ
向かう途中、乗り物の酔い止めを飲もうとする林田。
 車の運転手が酔い止めの入った水筒を渡すが、この水筒
を毒の入ったものに矢崎はすり替えていた。
 そして2種類の毒を混ぜる事で、効果が出る時間を遅らせ、
アリバイを作る事になる。
(毒は函館の漁港で働く父親から仕入れていた)
 しかし運転手の星野は水筒をすり替えの現場を見ており、
陽子に矢崎の犯罪である事を伝え、証拠となる水筒を渡す。
 矢崎の犯行を知り、水筒を受け取った陽子であるが、
過去の懺悔から矢崎を庇い、陽子自身の犯行であると警察
に自供。
 罪を被ろうとする陽子に対し、大嶋はその行動は誤りであり、
本当に彼を思うのであれあば人ととして正しい道へ導くのでは
ないかと伝え、諭す。
 大嶋はさらに矢崎に対して、陽子によって人生を奪われた
のではなく、自分で自分を苦しめている。
 陽子の事を思い、守りたいのであれば、自首を勧める。
 矢崎は全ての罪を認め、自首した。





Page Top





この改行は必要→
inserted by FC2 system